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空想考察

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『デンタルアシスタントさん!!』第4話

『デンタルアシスタントさん!!』第4話


『DENTAL  4』

 

3日間の研修が終わって、今日からいよいよ患者さんとの応対がはじまります。

開院時間の30分前から掃除、洗濯までを済ませて、いよいよ患者さんを待ちます。

 

あ、いらっしゃいました。

 

六十代くらいの銀縁の眼鏡をかけた白髪混じりの男性です。

 

「こんにちは~。いかがなさいましたか?」と、私が言った瞬間、男性は怪訝な顔をなさいながら、診察券をお出しになりました。


そこへ、おじいちゃん先生が、受付室を覗きます。

「ああ、モモエちゃん、その人は再診の人や。イナバタロウさんで、カルテ出しといてな。」
 

…。あの…初っ端から話がちがいますよ…先生。

で、ひとつ学習。


『とりあえず、診察券があるか聞いてみよう。』


ある。または忘れた人は、カルテが多分ある。

ない人は、おそらく初めての人だから、多分初診。故に問診表がいるし、カルテを作らないといけない可能性大。

 

なので、「こんにちは~。診察券お願いしま~す。」の受付で、しばらく乗り切ることにしようと、心に決めました。(患者さんの顔がわからないから)


それで、受付表(日計表?)にお名前を書きます。

 


で、ここから未知の領域に入ります。 

格好こそ、デンタルアシスタントさんですがね、なんてったって、中身は患者さんと同じくドのつく素人さんなわけです。

 


さっぱり、わかりませんが、なんとなーく患者さんを診察室にご案内はしないといけない気はします。

しかし、それであっているのかわかりません。

 

すると、そこへおじいちゃん先生の「モモエちゃーん!」の呼び声が。

 

呼ばれて、診察室にはいると、バシバシと指示がでます。

「まずは、手洗いや、それから逆性石鹸や。そしたら、こっちに来てな。」

と、言われたとおりに進めていきます。

 

呼ばれた場所にはなにやら、オーブンレンジのようなステンレスの箱型の棚のようなものが。


なにやら、内部が青紫色っぽく光っています。 


「器具を洗って高圧高温で滅菌したら、ここで保管するんやで。そのライトは紫外線やから、直にあんまり見んごとな。」と、おじいちゃん先生は言います。


「はい。」とは返事をしたものの…なんだか危ないものが多いな~。と一抹の心配が頭をかすめます。


それから、今日の患者さんイナバさんは、歯を抜いた後の消毒と経過観察らしく、その準備を教えてもらいました。 

 

まずは、ステンレスのトレー。

その上に、ピンセット、デンタルミラー。

この方はとりあえず、これでよいとのこと。


それに、プラスして、ステンレスのコップを準備します。

で、運びます。


先生のキビキビした動きについて行くのに必死です。


「患者さん待たせたらあかんから、急ぐで!」と、おじいちゃん先生。

「はい!!」と、私。(待って…、先生待って…)

…メモる暇すらありません。

 

器具は診察台に運んだら、可動式のブラケットテーブルという小さめのテーブルにそれを置きます。


「傷の消毒の時は、とりあえずこの透明な薬瓶と、茶色の薬瓶を開けといてな。あと、綿球の入ったシャーレも開けといてな。」※綿球とは、滅菌された綿で作った玉のようなものです。


それから、診察台の動かし方と、可動式のライトの動かし方を教えてもらいました。


「ええか?モモエちゃん!患者さんを案内するときはな、とにかく、安全確保が第一や!ブラケットテーブルもライトもしっかり座るところから離して、通路を確保するんやで!診察が終わったら、診察台動かす前に、ライトとテーブルは離さな、患者さんにぶつかるかもしれへんからな!そこんところ、よう気いつけてな!」

先生のマシンガンのような説明に、ついていけてませんでしたが、とりあえず、ライトとテーブルは、患者さんから離す!ということは理解できました。

安全確保!!なのですね!

わかりました、全力で患者様を守りたいと思います!


さあ、いよいよ患者さんの案内です。

 

(つづく)

 

(この作品はフィクションです。)

 

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