空想考察

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『リップヴァンウィンクルの花嫁』配信版 あらすじ感想ネタバレ含む

『リップヴァンウィンクルの花嫁』考察 配信版 劇場版視聴後追記  

 

考察1             

気の弱い流されやすいヒロイン

ありのままの自分が認められない。

教職には就いていたが、とある問題で(これも流されやすいが故)教員派遣会社の担当から呼び出されて、クビになる

婚約者もネットの婚活サイトでなんとなく見つけた相手。

誰にも特に心は開いていない。
少しずつなんとなく、嘘を積み重ねた日々を送っている。

自分の気持ちを素直に吐き出せるのは、ネットのSNSサービスでくらい。

結婚式が決まったものはいいものの、親族の数が足りない。

そのことをつい、SNSでつぶやいてしまう。

すると、いつも相手をしてくれていたとある人物が、代理人を雇うということもできると教えてくれる。

そういう仕事をしている人を知っているから、紹介して上げるとも。

いぶかしながらも、ヒロインはそのサービスを使ってみることに。

カフェで待ち合わせをしていると、自称安室という男性がいた。

この男が、披露宴に代理出席してくれる人たちを斡旋してくれるという。

とても、物腰の柔らかい優しそうな男性、安室。

そこで、 流されるように足りない親族の代理出席を頼んでしまう。

結婚式は、したもののウエディングドレス姿にヒロインの素直な喜びの笑顔は見られない。


 ここまでの考察。SNSの相手は恐らく安室本人。後に出てくるとある案件に適していそうな人物をSNSで物色していた。自信のなさげで、自分の人生に退屈していそうな、適当に生きているようなヒロインは安室にとって格好のターゲットになっていたと考えられる。ここまでのストーリー的なキーワードは『嘘』『適当』『なんとなく』な感じである。不安げなウエディングドレス姿のヒロインは後のシーンへの伏線的に使われているように見える。              

劇場版視聴後追記

やはり、SNS の相手は安室本人であった。

 

考察2

せっかく結婚はしたものの、幸せは実感できず、部屋で女性物のピアスを見つけて夫の浮気を疑う。

今度は代理出席を頼んだサービス主(安室は何でも屋)に夫の浮気調査を依頼する。

ところが、ヒロインが浮気していることに仕立て上げられて、逆に離婚を切り出される。

ヒロインは家を追い出される形に。


 ここまでの考察。これも仕組んだのは安室。ヒロインを孤立させて、自分を信用させるため。そしてとある仕事をさせることが目的。(実はヒロインに対して、安室はとある仕事に関して以外なんら興味はもっていない)ここでのキーワードは酷薄。安室がデータを流した張本人だと考えられる。とある依頼人に会わせるセッティングのためだけにここまで手の込んだ事をやっている。

 

劇場版視聴後追記

安室は、ヒロインの夫の母親が別れされ屋を仕組んだと、ヒロインに伝えていた。しかし、おそらく安室の嘘か、または安室から姑に接触して、ヒロインを孤独に孤立させたのではないかと思われる

 

考察3

宿泊していたビジネスホテル?で働き出したヒロインに、安室は優しく連絡をしてくる。

そして、ヒロインに、とある結婚式の代理人の仕事を頼む。

ここで、ヒロインは真白という女性と意気投合。

連絡先を交換。

真白のハンドルネームは『リップヴァンウィンクル』


ヒロインの孤独に光が少しさしたかに見えたが、真白は街中で姿を消してしまう。
 


 ここまでの考察。真白とヒロインを会わせるのが目的。結婚式自体もそのための作り物なのか、それとも、安室が別の案件で引き受けていたのかは不明。ここでのキーワードは嘘とリアルの越境のはじまり。それからタイトルのリップヴァンウィンクルの登場。 

 

考察4

安室はヒロインに高額の月給(百万円)の大きなお屋敷の住み込みのメイドの仕事を斡旋してくる。

安室は半ば強引に、ヒロインをお屋敷に連れて行く。

ヒロインの仕事は、家の手入れなど。
 
そこには、あの真白がメイドとして先にいた。


 ここまでの考察。安室がとうとうとある案件の仕事を開始。実に冷徹な人物である。


考察5

ヒロインと真白は、なかよく楽しくやっていく。

お屋敷にはたくさんの毒のある生物ばかりが集まった部屋もあった。

けれども、真白は夜に飲み歩いては遅く帰ってきて、ヒロインに抱きついたりして起こしてくる。

真白一緒に食事をしてみたり、ヒロインの笑顔がどんどん増えていく。


 ここまでの考察。ここが、安室がヒロインに持ってきたこの仕事の第一段階。


考察5

とある日、真白は高熱をだす。

知らない女性からの電話にでるヒロイン。

車で真白を運ぶ車の中で、ヒロインは真白がAV女優であることを知る。    

帰宅後、女性マネージャーから、その豪邸の借り主が実は真白だと聞く。

ヒロインは、安室にそのことを訪ねる。

もしかして、自分は真白にやとわれているのか?と。

依頼内容は言えないと、安室は言うが、真白に言ってはいけないと口止めして、友達が欲しいみたいだよ、と、もらす。


 ここまでの考察。不思議な仕事の謎の一部が垣間見えるように。安室という人間は、微笑みの下で冷酷な事をなんでもする。こういう人間一番怖い存在であると認識させられる。


考察6 

ヒロインと真白は、同棲カップルのように別の部屋を見に行ってみたりする。

帰りにウエディングドレスショップを真白は見つける。

半ば強引にヒロインの腕を引っ張って店内に入る。

真白はドレスにワクワクとして買おうするが、ヒロインは止める。

だが、店員の女性に試着を進められて、二人してウエディングドレスを着る。

ヘアメイクも整え、美しい二人の花嫁は笑顔で微笑む。

写真撮影もできると聞き、二人でウエディング写真を撮影する。

そして、真白とヒロインは、店内で結婚式の真似事をしてみる。

見えない指輪を交換しあう。

二人は心からの笑顔で見つめ合う。

そして、二人ともドレスを買って車でドライブしながら帰る。


 ここまでの考察。この映画のもっとの肝心なシーン。ヒロインが、はじめに自分が結婚式をしたときとの表情の変化に注目したい。見えない指輪が現実の指輪よりなぜか神聖なものに見える。それぞれ何かを抱えている二人が不思議な幸せを感じているそんな象徴的なシーンであろう。タイトルのリップヴァンウィンクルの花嫁を表現したシーンであろう。『嘘』のない心からの笑顔が印象的である。

 

考察7

二人はピアノの連弾を心から楽しそうに弾く。

真白は喜び踊る。 

騒ぎ疲れた二人は二人並んで眠りにつく。


 ここまでの考察。先に不安を象徴するかのように出ていたピアノのシーンとの対比。ここでは、ピアノは喜びの表現に使われているようにとらえられる。幸せな時のエピローグ。

 

劇場版視聴後追記

ここのシーンは劇場版の方が丁寧に描かれていた模様。真白とヒロインのベッドの上でのかわいいキスシーンは、冒頭の元夫との結婚式でのキスシーンと対比すると、愛を感じられるものになっている。

 
考察8

翌朝、葬儀屋が二人の眠る豪邸を訪れる。

そこに安室もやってくる。

葬儀屋は、真白があらかじめ手配していた業者。


毒の生物の部屋で並んで眠る真白とヒロイン。

映った手には猛毒のイモガイが握られていた。

葬儀屋は、安室に一体どんな依頼だったのかを聞く。

安室は答える。

真白が末期がんで、一緒に死んでくれる人を捜してくれるようにとの依頼であったと言う。 
 
葬儀屋は、その依頼料を聞く。

安室は答える。

1千万。と答える。


 ここまでの考察。安室の冷酷さ、酷薄さが最大限に表現されるシーン。安室はヒロインをただの友達としてではなく、一緒に死んでくれる贄として、真白に紹介していたのだ。安室は冷徹なビジネスマンの象徴でもあるのかもしれない。


考察8

葬儀屋と安室とが、眠る二人の花嫁をどうしようかと相談していると、なんとヒロインが目を覚ます。

驚く安室と葬儀屋屋

安室は慌てて、真白からのメール画面をみせてその場を取り繕う。

ヒロインは、真白の亡骸の前で取り乱す。 

安室と葬儀屋はそれをやめさせようと、ヒロインをとめる。


 ここまでの考察。安室の人間像の全体が垣間見られるシーン。真白はおそらくヒロインを心から愛してしまったのだろう。だから、愛する人と一緒にではなく、隣で死ぬことを選んだのではないだろうか。


考察9

真白の葬儀。

親戚は親戚役のものたちばかりの葬儀。   


そのなかで、はじめてヒロインが真白に出会った披露宴のパーティーで家族役をした3人も出席する。

3人はなんとなく、真白の葬儀に来たものの、真白の両親と弟ということになり、家族席に座らされる。


嘘で固められたら葬儀も無事つつがなく終了し、喪主の挨拶が行われる。

嘘の父親は、自分が嘘の父親としてここにはいると明かすが、涙しながら挨拶をする。


 ここまでの考察。嘘がリアルを越境する世界観を表現しているシーンであろう。嘘であろうが、人の気持ちに素直に沿ったものであるのならば、リアルの心の伴わないものを超える。そんな気持ちにさせられる。

 

劇場版視聴後追記

劇場版では、ここのお父さん役の人の挨拶がカットされていました。残念でした。代わりにAV女優仲間の話が入っていました。

 

考察10

安室から真白の母親がいる場所を聞くヒロイン。

母親はお骨の受け取りを拒否している。

安室はヒロインと母親の元へお骨を渡しに行く。

家の前に着いた車内で、安室はヒロインに、結婚したのだから遺産の相続をしないのか?と訪ねる。

ヒロインはただの遊びだったと、断る。

安室は何度もしつこく食い下がる。

手数料は二割で良いと。

しかし、ヒロインは最後まで断った。

それから、真白の母親の家に入り、お骨を渡す。

母親は実にわずらわしそうだ。

そこで、安室とヒロインは簡単に線香を上げる。

母親が焼酎とグラスを運んでけだるそうにもってくる。

安室はそこで、真白の残した遺産を数百万母親に渡す。

さらに、お墓はどうするかと提案する。

母親が、安室に適当にしてくれるように頼む。

安室はその場で、その数百万から真白のお墓の為の手数料を、遠慮なく引き抜く。

そして、進められた焼酎に少しだけ口を付けて、二人はそこを去る。


 ここまでの考察。安室という人間が、ヒロインが遺産をいらないということが、信じられないという意味でか、それともそもそもの自分がヒロインに依頼した仕事故の罪悪感からなのかわからないが、安室の戸惑う顔がはじめて見られる。
このシーンでしか安室が戸惑う顔は見られない。極一瞬である。
安室は恐らく自分の心を開くことから全力で逃避するために、冷徹なビジネスマンの仮面を被っているのかもしれない。安室が唯一隙を見せるシーンである。

その後、真白の母親と会ったときは、いつもの安室で、冷徹なビジネスマンである。

 

劇場版視聴後追記

配信版と、大幅に描写の異なるシーンである。劇場版の裸で弔うシーンは、正直戸惑ってしまった。

 

考察11

ヒロインはまたビジネスホテルで働き出す。

そこへ、教員の派遣会社から、連絡がある。

ヒロインの変化に驚く電話の向こうの派遣会社の担当者。

ヒロインは引っ越しをする。

そこに、安室がやってくる。

家具が必要だろうからと。

粗大ゴミの家具をトラックいっぱいに載せて持ってきた。

そして、ヒロインに家具を選ばせて、安室は手を振って去って行った。

ヒロインもそれを笑顔で、手を振って見送った。

(おわり)

 ここまでの考察。ヒロインは、真白と出会うことで、救われたと考えられる。真白は真剣にヒロインを愛した。その愛されたという事実が、ヒロインの心をつよくした。残酷な出会いから生まれた愛。その残酷な出会いを仕立てた冷徹な安室をも二人の愛は巻き込んだのかもしれない。粗大ゴミ家具のプレゼントは安室がヒロインに少しだけ誰にも開かなかった心を開かせた象徴なのかもしれない。

 

劇場版視聴後追記

ここも、大幅に描写の異なるシーンであった。ただ、やはり粗大ゴミのプレゼントのシーンはやはり心打たれるものがあった。


     
総まとめ

 

冷徹な悪魔な男が不可思議な天使の役割を知らずに果たして、二人の女性を救ってしまう。自分もまた巻き込まれ、救わそうな予感でストーリーは終わる。

以上個人的、空想的考察です。

大変映像美に引き込まれました。

ストーリー的には私には正直難しく感じられました。(劇場版を改めて観るとまたちがうのかもしれません。)

メッセージ的には私にはとても素敵なものとして受け取られました。

 

最後に


あくまで、この考察は個人的な考察ですので、受け取り方は様々であると思います。


では、最後までお読みいただきありがとうごさいます。

 

 

 

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